部室には、朋夏と湖景ちゃんがいた。二人ともパイプ椅子に深く腰かけ、沈んだ様子でうつむいている。 「湖景ちゃん……名香野先輩は?」 「連絡が取れません……昼に教室に行っても、いなくて」 やはりショックが大きかったのだろう。何とか見つけて、元気づけて…
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