二次創作小説「水平線の、その先へ」

当ブログは二次創作小説(原作:水平線まで何マイル?)を掲載しています。最初から読みたい方は1章をクリックしてください。

2021-05-07から1日間の記事一覧

16章 輝く未来の 懸け橋に(3)

会長はいつもの灯台の下、高台から遠くの海を望む公園に立っていた。見ているだけで吸い込まれそうな黒髪は、青空に落ちた一筋の影だった。 カモメの鳴き声が、きょうはやけに物悲しく聞こえる。それは僕がこの光景に、孤独を見ているからだろうか。そして彼…